野球

2003 3/12

3月11日の日本ハムVSヤクルトのオープン戦を観て来ました。日ハムの先発はサンスポ曰く『バレンズエラ2世』こと吉崎(笑)。この吉崎、まだ1軍公式戦での登板がないので実力はほぼ未知数といっていいでしょう。前回のオープン戦での先発が良かっただけに今回は期待大です。相手側の投手は見慣れた戎、古田がどのようにリードするのか面白そうです。
早速試合開始、と同時に初球の内野ゴロを田中幸雄が悪送球するあたりが象徴的。しかしベテランからの洗礼もものともせず吉崎は好投し、2回2/3を無安打にしとめます。対する戎も初球で138km/hを叩き出し、巨人の某助っ人以上の速球で得意の変化球を活かします。そんなこんなで前半は投手戦、宮本・金子両軍のショートが素晴らしい守備で観客を唸らせれば、エチェバリアが得意の三振で観客を黙らせます。その流れを変えたのはやはりその面子。危なげない投球の吉崎からの初安打が何故か宮本の本塁打。右翼席の我々の側に突き刺さるも、あまりの現実味のなさに球場中が静まり返ります。すると4回裏金子がチーム初の安打を放つと期待通り小笠原が二塁打でつなぎ、走者2・3塁でそれまで11三振のエチェバリアに打席が回ります。コントの前フリのような流れに『これで打ったら笑うなぁ』などと言っていたらホントにホームランしちゃうから大爆笑!その後も好投を続ける吉崎から久しぶりに安打を放ったのはまたも宮本。しかも本塁打。こうなると完全に異次元空間、当時打率0割5分のエチェバリアが0.25%の確率を無視して2打席連続の安打を放ちます。世の中算数じゃないんだとつくづく実感しました。
その後もベッツ・岩村・鈴木健に本塁打を浴び、依然として一発病のチームであることを明らかにしますが、前半の吉崎の好投は光りました。小笠原・金子は相変わらず良さそうですし、高橋信二は無安打ではありましたが、当てただけの打球のノビのよさを見るとかなり使えるのではないでしょうか。悲しいのは泣きたいほど實松のリードのテンポが悪いのと・・・・・・エチェバリアに期待しちゃいそうなとこですかねぇ。

2003 3/16

オリックスの本拠地、『ヤフーBB球場』に。

まぁなんということでしょう。千葉MS(モビルスーツ)に次いで『略したはいいけど野球知らない人には全くわからない名前の球場』として有名なGS神戸が改名されるそうです。今までの『ガンスミス神戸』や『ゴーストスイーパー神戸』『ギガスラッシュ神戸』ではひねりがありすぎたらしく、とうとう『ヤフーBaseBall球場』というストレートな名前と相成りました。
ちなみに低価格戦略で有名なヤフーBB、入場料も低価格になったのかというと、IT関連企業にありがちな細分化された条件付きではありますがかなり安くなっているようです。ただ、ブルーウェーブ・近鉄のファンクラブやBsideなるものに入会しないといけないとか・・・・・・どれだけいるんだ?
お気に入りの名前が変わってしまうのは残念ですが、これで少しでも球場に足を運ぶ人が増えてくれるなら万々歳です。来年は日本ハム札幌移転です。札幌ドーム、面白い名前に変わんないかなぁ〜。

2003 3/26

野球ファンが毎年思いっきり頭を使って何のためになるわけでもないのに必死に順位を予想する季節になりました。私も例にもれず全知能を導入して予想します。

では単刀直入にパ・リーグの予想結果から。

1位:日本ハム
2位:西武
3位:大阪近鉄
4位:ダイエー
5位:千葉ロッテ
6位:オリックス

皆さん思いましたね?思ったでしょ?『ダンカン予想かよ!』って。まぁ聞いて。
まず指定席のあるチームから埋めていきましょう。昨季防御率1・2位の投手を擁するも、打線が一人任せで、明らかに投高打低にもかかわらず今オフに万全の投手補強を試みたオリックス。しかもそのマック・吉井は共にオープン戦で振るわず、中継ぎ以降の山口・大久保が戦線を離脱した今、6位は当確かと。

その他のチームの浮沈を左右するのは常に実力を発揮するトップ選手というよりは、昨季の和田(西武)やその前年の磯部・吉岡(近鉄)のような化ける選手だと思われます。投高打低の千葉ロッテ、ローズを逃し、打に化ける様子がサッパリ。投手はミンチー・清水直・加藤・シコースキー・小林雅と揃っており、復活を賭ける黒木とアンダースローの渡辺俊がどれだけ化けるかでAクラス入りが見えてくるでしょう。

小久保が今季絶望のダイエーは誰かが化けねば当然Bクラスでしょう。しかし松中はいまだ不調のまま、城島がひとりで小久保の分まで補ったら70本打っちゃうよ。野手全員が+αの実力を出さなくては打の低下は確実でしょう。しかし投手陣は可能性が未知数。若田部が救世主として横浜を救いに行ってしまったおかげで寺原・和田・杉内・新垣とローテのほとんどが若手。私の予想は杉内が大化け、和田・寺原がボチボチで新垣が散々ということで、千葉ロッテ以上でBクラスの4位とします。故にロッテは5位。

2年前に打線全員が大化けというミラクルを経験済みの近鉄。当時から面子が変わっていないうえ、化けた後にその成績を維持した選手がいないという状況を考えるとやはり優勝は難しいでしょう。投手は相変わらずどころか大塚が去り、もはや5点では試合をモノにすることはできないと考えたほうがいいでしょうね。中村・ローズは安定して成績を残すでしょうが、大村・磯部のどっちかが化けるのが精一杯と考え3位です。

ほら、これで西武と日ハムで優勝争いでしょ。
昨季8月に大化けした和田は日本シリーズ・日米野球通じて打率0割と例年通りの安定した実力を見せつけると、オープン戦ではチーム打率.241と松井・カブレラ頼みだった2年前までの貧打復活をアピールします。投手陣は強力だが、昨季伊東が奮起してしまったため、実戦で若手を育てていくことができなかったことから、それをリードする捕手が問題点でしょう。

さあ、西武も問題だらけとわかったところで日本ハムです。去年までの日本ハムはとにかく貧打。首位打者の小笠原が全てにおいて一人気を吐いている状態でした。しかし、今年は違います。昨季一軍8試合しか出場していない捕手の高橋信二がオープン戦4本塁打と化け始めております。キャンプ中に長嶋茂雄のアンテナにヒットした森本もオープン戦で出塁率を上げ、1番打者を確定的にしました。クローマー・金子も順調に成績を伸ばしており、3割近い打率が期待できるでしょう。阪神から移籍した坪井は前評判どおり働いてくれそうです。また、小笠原がサードにコンバートし、クローマーがファーストにまわったおかげで外野の枠が一つ空き、島田・西浦がその枠を争います。
投手は昨季2勝のエース岩本が先発失格になったおかげで真のエース金村・昨季新人王の正田・オープン戦絶好調の新人吉崎・ロッテキラーこと関根・外国人投手のくせに慎重すぎるほどのシールバック・カブレラと犬猿の仲らしいミラバルと、先発投手陣が揃ったのでした。

以上の理由から日本ハムが戦力的に西武には劣らないとわかった以上化ける確率からも、贔屓目からも2位が西武で日本ハムが優勝という結論に至りました。『無理矢理すぎる』って?馬鹿な!!
ちなみに今私が怖いことを羅列しておきましょう。
○中継ぎの柱が確立されていない。
○メジャー帰りの野村がダメすぎ。
○岩本が抑えをやるとか言ってる。
○エチェバリアが中途半端に成績を残している・・・。

2003 3/28

引き続き2003年シーズン順位予想、セ・リーグ編です。まずは結論から!

1位:中日
2位:巨人
3位:ヤクルト
4位:阪神
5位:広島
6位:横浜

はい、土鬼氏には残念ですが、中日が優勝です。何故かと申しますと、巨人の最大の売りであったはずの層の厚みがない。松井が抜け、江藤が不調、清原が故障ということで元木・斉藤と、控えにいると怖い層がスタメンにいるため、ここからの故障者や不調者はかなりの痛手でしょう。そもそも代打が吉永・川相くらいでしょ?昨季の松井と同じだけペタジーニが打ったとしても守備・攻撃ともにダウンでしょう。投手陣も桑田・上原はいいとして、高橋尚・入来・工藤はダメそうです。中継ぎ以降もここぞという人がいません。ね?

対する中日。ミラーでゴタゴタしたけど、代わりに来たアレックスが非常に良さげ。インタビューなどで見る限りでは非常に知的で優しい感じ。飛ばしはしない代わりに、コンスタントに安打を製造してくれそうです。アレックスの分までクルーズが飛ばしてくれそうですし、後ろが決まってくれば1番の福留が完全に活きてくるでしょう。下位打線に不安がありますが、そこが奮起すれば怖い打線です。まぁ投手陣はね、憲伸は20勝として(笑)、朝倉・野口・バルデス・山本昌で先発陣は十分。ミラーに続くゴタゴタの大塚も調整遅れから4月は使えないとしても、その実力は折り紙つき、5月以降は岩瀬・ギャラードとともに勝利の方程式を確実にするでしょう。このような結果から1位中日、2位巨人。

あとはサクサクいきましょう。定位置確保の横浜は投打共に何に頼ったらいいものか。古木が55本塁打、若田部が40勝したらわかりませんが、近年の石井琢・鈴木尚・斎藤・三浦は絶頂時の成績とは程遠く、まぁ無理でしょう。広島は新井・シーツ・黒田と楽しみな素材は多いのですが、故障者の多さと、失策の多さと、下位打線のダメさから5位。阪神は最終的に失速が予定調和なので4位(短っ!!)。ヤクルトは岩村がかなりいけそうなうえ、投手陣はどんな状態でも古田がある程度にまとめると思うので3位です。

なんだかんだで下位と予想したチームはあっさりとしか触れませんでしたが、楽しみな注目選手もいるのです。そこで最後に順位などを超えて私が今季注目する選手を挙げておきましょう。
吉崎(日ハム)・佐々木(日ハム)・高橋信(日ハム)・黒木(ロッテ)・渡辺俊(ロッテ)・杉内(ダイエー)・真田(巨人)・三浦(巨人)・アレックス(中日)・赤星(阪神)・斎藤(横浜)・岩村(ヤクルト)・長谷川(広島)・永川(広島)
え?ずいぶん偏ってるって?ははは、そうでしょうな!

2003 4/7

今季は好調で20勝を期待されるエース松坂を開幕戦で見事に打ち破り、華麗なスタートダッシュかと思わせるも、一進一退の勝ち負けを繰り返し、8戦を4勝4敗となんとも言い難い成績の日本ハムです。しかし開幕戦翌日にはスタメンレギュラーの半数が戦線を離脱した2年前の悪夢を思えばロケットダッシュに等しいスタートですな。
森本の出塁率が伸びるのに時間がかかるだろうことは覚悟済みですが、オープン戦好調だった高橋信・坪井が1割台の打率で足を引っ張るとは予想外。しかもクリーンアップのクローマーが6試合先発出場してわずか2安打という、高橋信・坪井の成績がよく見えるほどの素晴らしい働きをするとは予想外すぎます。もともとチャンスに弱いことで有名なクローマー、チャンス以外でも打てなんじゃ使い物になりません。塁上の小笠原が不憫でしょうがない。
先発投手は皆7回を2〜3点に抑えているので私としては合格です。その後の中継ぎが決まって4点以上とられるあたりが素晴らしすぎて涙が出ます。抑えで大活躍の岩本は4/3・17放送のミリオネアに出るそうな。収録は1月だという話だが、どっちにしろそんなことしてる場合じゃないだろ!
そんなこんなで早くも予想外なことが続出のプロ野球ですが、予想通りのことといえば両リーグの順位予想、最下位だけはセ・パ両方とも確実に当たっています・・・。

2003 5/22

『今ちょうど勝率5割だから、あと1勝して勝ち越したら更新しよう』『3位まで1ゲーム差だからAクラス入りしたら更新しよう』などと考えていたら、いつの間にか更新する機会を失ってしまい、最下位のオリックスに半馬身差まで詰め寄られて、このままではオールスターまで更新しなそうなので、レイサムの素晴らしいプレーに触発されたということにして更新します、ハイ。
まずはそのレイサム。ペタジーニのバックネットに突き刺さるバックホームなど巨人は今年いろいろ魅せてくれますが、今回は表彰モノですね。高橋尚が外野フライに打ち取った打球を左翼手レイサムがキャッチ、そしてイチローよろしくスタンドへボールを投げ込むファンサービス、でもまだ2アウト。エンタイトル2ベース扱いで失点。試合に勝ったからいいようなものの、負けてたら即帰国ですよ。それにしてもあのプレー、一度も地面についてないんだから、解釈によってはホームランにできないんだろうか?できるなら是非して欲しい。何故って、面白いから。
まぁそんな他球団のちょっとした(?)ミスを小姑のようにグチグチ言うのも、そもそもは日ハムで話して気持ちのいい話題が少ないからなんですよ!なにがいけないのか、『全部!』と答える人もいるでしょう(土鬼氏とか)。しかし、そう言ってはミもフタもありません。では今回は『日本ハム、何故勝てない・・・?!:投手編』と題してお送りします。
日ハム投手陣で何がいけないのか、私が思うに中継ぎです。そこで次の表をご覧ください。

チーム(消化試合数) 日本ハム(42) 千葉ロッテ(42) ダイエー(44)
中継ぎ失点試合 14 21 17
参考までに当面の目標チームであるロッテと首位のダイエーを載せましたが、これだけ見るとまるで日ハム中継ぎ陣が優秀であるかのように見えます。それではこのデータに『中継ぎの失点(正確には自責)が先発投手のそれと同じかそれ以上の試合』という項目を加えると・・・。
チーム(消化試合数) 日本ハム(42) 千葉ロッテ(42) ダイエー(44)
中継ぎ失点試合 14 21 17
先発並失点試合 11 8 5
中継ぎ投壊率 78.6% 38.1% 29.4%
ここに記した『中継ぎ投壊率』というのは言わずもがな、中継ぎが失点した試合のうちその失点が先発以上の試合の確率です。明らかに日ハムは高すぎます。つまり日ハムは中継ぎが失点し始めたら止まらないんです。わかってはいたことでしたが、ここまで如実に数字で表れるとは自分でも驚きです。中継ぎにはもう打たれるなとは言わないから、せめて投壊率を50%以下にしてくれ〜!!

※ちなみに『先発と同じ失点』といっても、先発・中継ぎともに0点という、いわゆる完封リレーの場合は除いております。しかしこれは日ハムには適用しておりません。何故なら日ハムは今季相手チームを0点に抑えた試合など唯の1試合もございません!わっはっはっは・・・・・・はぁ。

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